連続勤務

 仕事があることは良い。やるべきことが毎日あることも良い。誰かに必要とされて責任もあって、時々感謝をされる時もある。

 ただ仕事に行って帰ってきて次の日の仕事の準備を家で寝るまでにずっとやっていると、疲れがたまる。眠ればいいじゃないかと思うかもしれないけどそれがずっと続く。そして連続する期間が長ければ長いほどどんどん憂鬱になってどうでもよくなってしまう。

 お盆に2日間だけ、純粋な休日があった。自分の感覚では、お盆というのは短くて4日、長くて6日のイメージだったけど、2日間。実家に帰り、飲み会が一回しかできないから本当に会いたい人だけ呼んで飲んだ。1次会が終わって、高校時代の親友と2次会3次会とずるずる飲み続けて、最後は公園で蚊に刺されながらいろいろな話をした。

 「そろそろ結婚じゃないか」と綺麗な目をした親友から言われると、いつもはそうは思わないけどそうなのかなと思ってしまう。彼と仲がいいのは、自分にはない純粋さと真っ直ぐさに惹かれるからだ。

 親友の真っ直ぐな言葉を受け止めてすぐに思うことは、自分には病気があるということだ。一生付き合っていくタイプのやつ。仮にそれを打ち明けて、受け入れてもらって、結婚をする。受け入れてくれる人間を探すのか。受け入れてくれたとして、相手がそれを受け入れ続けてくれるのか。堂々巡りだ。

自分の感覚では薬を飲んで、まずい状態になったらその状況から逃げるようにして爆発するのを何とか回避しているだけで、一向に回復しない。調べてみたら寛解という状態らしい。受け入れてもらいたいという気持ちと、受け入れて欲しくないという気持ちが相反する。驚かせて、迷わせて、困らせることになると勝手に予想して、打ち明ける気にはなれない。

 職場には隠している、というか言う必要がないし聞かれないから言わないという方が正しい。知らない人は私を元気な人、やる気のある人と言ってくれる。不安になりたくないから頑張る。最悪な危機的な状況を想定してそうならないように最善を尽くす。全ては不安になったり、追い込まれなくないからだ。そうしていると仕事が地獄のように増えていく。

 仕事の中で自分自身の文章を書く機会があった。その時に気がついた。自分は今、何かを書かなくてはならない。黙って我慢して仕事に行く毎日を壊さないと、きっと近いうちに爆発してしまう。もしかしたら書くことで自分の中の爆弾と折り合いをつけることができるかもしれない。

 

何でもいいから書こうと決めた。